カラスアゲハ 来訪

9月24日の日曜、お昼ご飯の後、ホームセンターへ秋蒔きの花の種を買いに行こうと思って部屋を出たところ、窓の上のほうから茶色の影が家の前へとおりてきた。何だ?うへ!カラスアゲハ!!。ここに家建てて4年になるけど、初めて現れた。家の前に植えてあるカラスザンショウのまわりを優雅に飛び回ってる。急いでカメラを持ってきて撮影。腕がないうえに興奮してるもんだから、写真はピンボケばかり。でも、カラスアゲハのメスということはかろうじてわかります。

広い林や、せせらぎがあるところでないと見られないと思っていたんだよね。まさかこんな住宅街で見られるなんて。この日は急に涼しくなったから、ひなたに出て来たのかもね。

せっかくなので、産卵させようと思い捕獲。百均の小さなプラケースに入れました。壁面には濡らした新聞紙をくっつけて、つかまりやすいように。

エサは百均の昆虫ゼリーと業務スーパーで買ったハチミツ。

これを水で溶いて20倍くらいにうすめたものを市販の綿棒容器のフタに入れ、つかまりやすいようにティシュペーパーを入れて足場を作った。

羽を閉じて左手でつまんで、右手に持ったピンセットで口吻を伸ばしてあげるとすぐに吸い始める。あとは雑巾をかぶせて暗くしておいた。
翌25日の朝、自然光で産卵を試みた。朝6:30開始。
使った道具は、百均で200円で買った毛布用の洗濯ネットに胡蝶蘭の鉢植えから抜いた針金で枠を作って形を整えたもの。これを、カメラ用の三脚にひもでぶら下げた。
その中にカラスザンショウの葉を入れて、朝日に当てたのだけど、蝶は上のほうにくっついて、葉っぱの方には降りていかない。1時間ほど試みて、蝶が弱ってもよくないと思い、その日はあきらめて、蝶をプラケースに入れてエサをやり、休ませて終了。
翌26日の朝もやってみたが、昨日同様、産卵は見られず。エサをやり休ませた。
食草と蝶が離れてしまうからうまく産卵してくれないのかも・・・














その日26日の夕方、仕事から帰って、蝶と葉っぱが近くなるようにしてみた。
バケツの下に食草の葉っぱを入れて、蝶を入れる。














透明のビニールで蓋をして、上から照明を当てる。照明は、アイリスオーヤマのLED昼白色100w相当。流木は、照明器具がビニールに直接あたらないように置いてみた。
結果、16:30~17:30の1時間で、50個以上産卵。大成功。エサをやり、ゆっくり休んでもらう。
27日の昼、蝶を庭に戻すことに。家族もいっしょにプラケースをあけて、お礼を言った。蝶はすぐ飛び立って、グライダーのようにゆったりと飛び、我が家の庭や、ご近所の庭の上をしばらく旋回した後、西の空へ飛び去りました。ゆったりと飛ぶすがたを下から眺めると、本当に気持ちがいい。また来てくれるといいな。

コメント

このブログの人気の投稿

お隣さんのヒバが刈り込み過ぎて半分枯れてしまった

実家の山のムシたち